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木造住宅の耐震性について

[STAFF BLOG]  更新日:2016/10/21



本日起こった鳥取地震をうけて今回は木造住宅の耐震性についてお話します。

地震の力(エネルギー)は重力に比例していることをご存知でしょうか?

地震の規模をマグニチュードで表記し、地震の揺れを震度で表記します。

震度は0~7まであります。

         震度0  人は揺れを感じないが、地震計には記録される。
         震度1  屋内で静かにしている人の中には、揺れをわずかに感じる人もいる。
         震度2  屋内で静かにしている人の大半が揺れを感じる。
                眠っている人の中には、目を覚ます人もいる。
         震度3  屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる。歩いている人の中には
               揺れを感じる人もいる。眠っている人の大半が目を覚ます。
         震度4  ほとんどの人が驚く。歩いている人のほとんどが揺れを感じる。
               眠っている人のほとんどが目を覚ます。
         震度5弱 大半の人が恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。
         震度5強 大半の人がものにつかまらないと歩くことが難しいなど行動に支障を感じる。
         震度6弱 立っていることが困難になる。
         震度6強 立っていることができずはわないと動くことができない。揺れに翻弄され飛ばされることもある。
         震度7  立っていることができずはわないと動くことができない。揺れに翻弄され飛ばされることもある。


この震度はどのくらいの加速度で揺れたかを地震計をもとに決定しています。

この加速度を聞きなれない単位でガルといいます。

重力もこの加速度で表現すると980ガルとなり、阪神淡路大震災の最大加速度は818ガル、

東日本大震災は2933ガルもあったといわれています。

ここで揺れの力が重力に関係するという意味は同じ力がすべての建物にかかるのではなく

重さに応じて地震の揺れの力が異なる、ということです。

重量のある建物ほど大きな地震力を受け、軽い建物ほど地震力は弱いことを知っておくことが重要です。

過去にも何度となく巨大地震を経験してきた日本列島ですが、木造住宅が発展したひとつの理由に

軽い素材である木材が地震力にも有効であることを先人たちは知っていたのかもしれません。

法隆寺の五重塔などの技術は現在の高層ビルの構造とほぼ同じようにされているそうです!

ジェイハウスでは耐震性について長期優良住宅仕様を最低基準とする耐震構造の住宅をご提案しています。

ご家族の生命と財産を守る住宅であることが住宅建築にたずさわるジェイハウススタッフとしての責務だと考えています。



今回の地震で被害を受けたみなさまにはこころよりお見舞い申し上げます。




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