日本各地には築100~200年は経つ木造建築物がいたるところに現存しており、
「木」が耐久性の優れた素材であることを証明しています。木造以外の工法でも、下地や細かい造作には木が使われており、
「木」の味わいを活かした住まいの人気は健在です。「ジェイハウス」は、自然素材である木の長所を活かしながら、
時代や流行に左右されない確かな性能を備えた住まいを、多くのお客様にお届けしていきます。
鉄やコンクリートといった素材が年月とともに強度が低下するのに比べ、「木」は伐採後およそ200年は逆に強度を増していく性質があるといわれています。世界最古の木造建築物「法隆寺」が1,400年もの歴史を刻んでいることからも「木」の耐久性の高さが理解できます。日本で培われた木造軸組工法は、年月を越える“長持ち”で“資産”としての価値をも生み出す優れた素材です。
それぞれの建築材料の強さを比重で割った強度比較のデータによると、木材の引っ張り強度は鉄の約4倍、圧縮強度はコンクリートの約6倍。これは強度のあるしっかりとした木造の家を建てた場合には、鉄やコンクリートで造るよりも強く仕上がるということです。さらに、構造用合板を採用することによって、地震に対する対応力がより強固になります。「木」の住まいには“心強い”信頼性があります。
断面の大きな構造材は、火災にあっても燃え尽きるまでに非常に長い時間を必要とします。実験でも、「鉄」の強度が10分間の加熱で約8割低下したのに対し、「木材」は約2割程度しか強度の低下は見られず、耐火性能に優れた素材であることが実証されました。
子ネズミを使った発育状況の実験では、「木製ケージ」が最も優れ、健康でスクスク成長できることが実証されています。生存率を調査した結果でも「木製ケージ」の生存率が「金属製ケージ」「コンクリート製ケージ」に比べて極めて高く、「木」の持つ性質が生き物にとって“やさしさ”のある素材だと断定できます。人に対して、家族同様のペットに対しても、思いやりのある素材と言えるでしょう。
「中学校教師の蓄積的疲労特性調査」によると、「木造校舎」と「鉄筋コンクリート造の校舎」を比較した場合、すべての項目で「木造校舎」の方がストレスや疲労が少ないという結果が出ています。地域や環境に依るところも大きく左右すると思われますが、「鉄筋コンクリート造の校舎」の内装材に「木」を利用することによって、“すこやかさ”を醸し出す環境に近づけることが見込めます。
日本では、古くから住居として神社・仏閣として慣れ親しんできた「木」の住まい。自然が育んだ「木」そのものが持つ優れた特徴、独特のやさしさやぬくもり、安心感は今もかわらず人々の心を惹きつけています。現在でも戸建て建築で85%以上の方が木造住宅を選ばれています。日本人が“親しみ”を込める「住まいは木造」という価値観は、これからも基準となるでしょう。